公園遊具から高い放射線量検出

東京・豊島区にある公園の遊具から周辺より高い放射線量が検出されたことが分かり、区は遊具の周りを立ち入り禁止にするとともに、原因を調べています。

豊島区によりますと、4月20日、区内にある「池袋本町電車の見える公園」で「放射線量の値が高い」と、近くの住民から連絡がありました。

区が公園にある滑り台などが組み合わされた子ども向けの遊具のすぐそばで放射線量を測ったところ、1時間あたり最大で2.53マイクロシーベルトだったということです。
公園のほかの場所は、1時間あたり0.04から0.07マイクロシーベルトで、遊具から検出された値は周辺より高かったものの、区によりますと、ただちに人体に影響のあるレベルではないということです。

区の調査では遊具に取り付けられた金属製の階段周辺の値が特に高かったということで、区が原因を調べています。

また、遊具の周りをフェンスで覆って立ち入り禁止にしたうえで、張り紙を掲示して注意を呼びかけています。

公園を訪れた近所の女性は「普段はたくさんの子どもたちが遊ぶ場所なので心配です。早く原因が分かってほしいです」と話していました。

NHK首都圏NEWSWEB:http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20150423/4276541.html